~ 2000年 北欧満喫オーロラ紀行 ⑧ ~

神秘のオーロラを見に北欧へ。スウェーデン、ノルウェイ、デンマーク3カ国の旅。
ハイキングあり、フィヨルドクルーズあり、欧州最北端の列車ありの盛りだくさんの旅です!

先ずはスウェーデン! 9月末で紅葉の真っ盛りでした。

ここはユッカスヤルビという田舎町。幻想的な霧景色でした。

この村を訪ねた理由は、ここ。
なんと建物全体が氷でできたホテルがあるのです!
グラスまで氷でできたバーで飲むカクテルは最高でした。

これがお部屋。
そうです、そうなんです、泊まれるんです!
ベッドまで氷の部屋に泊まれるのは、世界でここだけ!(2000年当時)
トナカイの毛皮があり、その上に布団(寝袋だったかも)を敷いて寝ます。
なんでも寝ながらにしてオーロラを見たいと欲した方が、
屋根を氷で作ったらと話したところ、じゃあいっそ全部氷で作ろうや、となったとの事。
「 え? こんな寒いところで氷のホテルですか??」
北欧人、人生楽しむぞ感にあふれてますよね!

次のお楽しみは、アビスコ国立公園でハイキング!
「 王様の散歩道 」 と呼ばれるハイカー垂涎のハイキングコースがあります。
この季節は、黄葉を楽しみながら歩けるので、お得感あります!

これがアビスコ国立公園王様の散歩道。
整備されたハイキングルートをのんびり歩きました。
人も少なく少々寒々しい。なんせ毎年9月で閉園というギリギリだったので。。。

こんな美しい川もありました!スカンジナビアの地質は変成岩が多く、
何となく宮崎の高千穂峡に似た雰囲気でした。

なんとも言えない家?小屋?ゲゲゲの鬼太郎が住んでるような(笑)。
避難小屋でしょうか?冬は一面の雪景色でしょうから。
ハイキングを楽しんでホテルへ。夕食後、今回最大の感動が!

三脚をたて、外で待ってた甲斐あり! その夜、ついに現れました。
憧れのオーロラです! (国立公園に隣接したホテルの庭にて)
北欧はカナダなどに比べ気温が高いので、それほど寒くないのがありがたいところ。

最初はこんな薄もやの様な弱い輝きが現れます。
これが出ると期待できます! ちなみに「 オーロラの卵 」なんて言う人も。

そして最初の1枚目のように、徐々に大きく、光も増してきます。
この写真は少し露光時間を長くしたもの。
光が重なって写るのでカーテンがたなびいたようになりました!
実際肉眼で見ると1枚目のような状態です。(一つ勉強になりました!)

また別のオーロラが!少し赤くなっているのは、酸素の量が多いため、だそう。

ちなみにオーロラを見るための条件が3つあります。
1,オーロラ帯の真下にいること (カナダ、北欧、アラスカ、南極など)
2,天気が良いこと (オーロラは、大体雲より上空に出ます)
3,そして一番大事なのが、寝てしまわないこと!
(これで見逃したら悔やんでも悔やみきれない!)

翌日、オーロラの感動からまだ冷めないまま、ノルウェイへ。
オーフォートと呼ばれる、欧州最北端を走る列車の旅です。
山越えするのでスピードは早くないので、のんびりと風景を楽しめました!

本日のお楽しみは、ノルウェイの誇るクルーズ船・フッティルーテン。
この2万トン近い船で、海洋フィヨルドクルーズに出発!
ラフテスンデ海峡を越え、目指すは美しく可愛らしい港町・スボルバーです!

不凍港ゆえ、かつては奪い合いにもなったナルビック港より出港!
ポコポコ浮かんだように見える小さな島が、熊本の天草を思い出させました。

こんな狭いところを通るんです。船長も手慣れた物。

スカンジナビア半島の西岸の海を走っております。
天気がいまひとつですが、ノルウェイらしくて、これもまた一興。

おまけ!

スボルバー港に到着! 可愛らしい町でしょう!

このパステルカラーがいかにも北欧らしいです!

博物館と美術館、そして水族館をセットにしたような施設訪問。
昔のノルウェイの漁師さんです。バイキングの末裔かも!

いつ頃描かれたでしょうか? 雪化粧のスボルバーも良さそうですね~

バイキングの船。
この水域は狭くてクネった水路が多いため、全長が短いのです。

現代でもずんぐりむっくり。基本原理は変えようがないんですね~。

おつぎは近海の魚介類。これはニジマスでしょうか?
他にもウニ、エビ、ヒラメ、カレイ、ヒトデなどもいました。

干し魚は冬場の貴重なタンパク源だったことでしょう。
何の魚? タラ? 「 さかな君、教えて! 」

極めつけのこの魚にはびっくり!なんともこんなに醜い魚がいるとは!
ウルフフィッシュ(狼魚?) と呼ばれております。

お昼は獲れたてのシーフード!
特に魚のフライが、脂がのって大変美味しくてびっくり!
スボルバーの地元ガイド・レイ子さん曰く、「 これさっきの狼魚ですよ!」
「 ゲッ、マジ? 」 本日3度目のびっくり!

食後のデザートとコーヒーで満足!
量も多くなく、日本人向きのランチでした!

レイ子さんと一緒に一枚。
実は彼女日本人で、ノルウェイの方と結婚しスボルバー在住なんです。
当時はまだ 「こんな所に日本人」 なんて番組なかったですよね。おしい!

双発のプロペラ機にて、スボルバーとお別れ。
レイ子さんお世話になりました!明日はコペンハーゲン観光ですが、
これは普通の観光地なのではしょります。
以上、お楽しみ頂けましたか?
大変印象深い旅となりました。 新しい発見、出会いのある貴重な8日間でした。
~ さよなら北欧、そしてオーロラ、また会う日まで! ~