ヒマラヤ北壁展望ドライブ (07-21NOV 2019

チベットの辺境にある、秘められたルンポカンリ山群(主峰は7095m)。ひときわ目を引くのが、このピラミッド型の峰! 見える場所は、標高5000mを越える高所。さあ、はたして無事にたどり着けるか??

まずは、標高2900mのバーイーにて高度順応で1泊します。ラサより800mくらい低いだけですが、高山病対策は最初が肝心。蒼天旅行では、一気にラサまで飛ぶことはお勧めしません。
4700mのセチラ峠から、ナムチャバルワの眺めを楽しみます!

なかなかの名峰でしょう! (標高7782m) 雲が多く冬場しかなかなか見られない山です!

さすがに4700mの峠は寒かった! ルーラン名物石鍋料理。このあたりはキノコの産地。
贅沢にも松茸や各種キノコや野菜がタップリ! 芯から身体が暖ったま~る!

地元でしか手に入らない漢方薬の紅景天。チベット高原に生える植物の根のエキスをもとに作 った高山病用の予防薬。今日より毎日2回服用します。漢方なので副作用はありませんし、滋養強壮に大変適しているそうです。蒼天旅行の高所旅行では、必ずご準備しております!

ラサまで4時間のドライブです。この時期は黄葉が美しいですよ!

一見お寺のような山の中腹に風力計のようなものが。実はこれ、風力式マニ車です。よくテレビで、チベットの人が棒の先に丸いのが付いたものをグルグル回しているところが出てきますね。
実は中にはお経が入っており、一回回すと一回お経を唱えたことになる訳です。これで文字が読めない人でも、お祈りできるんですね。ちなみに必ず右回りに回します。左回りですとチベット仏教より古いボン教になってしまうそう。マニ車は風の他にも水力、ろうそくの火の上昇気流、最近は太陽光パネル式もあります!

ここは、ウゲン洞と言って、8世紀にパドマサンババが修行した洞窟。子供のできない女性が、この左下の穴から潜り、右上の小さい穴から出てこれたら、子供を授かるとか。私もチャレンジしましたが、出るところは登りでしかも大変狭く、なかなかでられませんでした。真ん中あたりは真っ暗ですし、大変心細く苦しい思いをしました。生まれ出てくる子供の大変さ、苦しさを自ら気づく良い経験となりました。ちなみに、太っている人でも出てこれるし、やせている人でも通過できない人もいるそうです。本当チベットは不思議なことが多い、神秘的なところですね~。

このポリバケツ?の上に乗っかっている三角の小さなもの、ツァツァと言います。神聖な場所とか峠とかに置いてあるのですが、このバケツにも沢山入っております。お骨を粉状にして練り固めたツァツァが入っております。このお骨で作ってあるのは、中に入れて蓋をしてあるそうです。

ラサ到着後、全員で夕食。中国の参加者、チベット人スタッフたちと共に。チベット族ガイドのナムさん(左から4番目)、チベット族のドライバー(左から2番目)のロプさん。明日から宜しく!

ここは標高4794mのカンパ・ラ (ラ、とはチベット語で峠の意味です)。ここからはヤムドゥク湖(トルコ石の湖) の絶景が! 遠方に見える雪山はノジンカンツァンです。

ノジンカンツァン、この山です。標高7191m!

ノジンカンツァンの氷河。年々短くなっています。温暖化?

すっかり観光地化していました。一緒に写真を撮ると10元です。ワンちゃんの他に子ヤギも
いました。昔は誰もいなかったのに。。。どんどん変わっていきますね~。ちょっと残念。

お昼は麺料理。中国では、小麦粉を使った料理は全て麺料理(麺食)と言います。つまり餃子も
麺料理なのですよ~!

ここは標高5010mのプーマユムツォ (ツォ、とはチベット語で湖の意味です)。
プーマユムツォとは、空飛ぶトルコ石 という意味だそうです。まさに天空の湖、空から飛んできた、というのも納得! 後ろの雪山は、ブータン国境のクーラカンリです! さすがにここまで来る観光客は皆無。絶景を独り占めする最高のひと時でした!

これがクーラカンリ (標高7538m)! 私の大好きな所です。もう何も言うことはありません!

プーマユムツォの湖畔の絶景を楽しみながらドライブ!

しばらく走ると、標高5363mのマンダラ (ラ、とはチベット語で峠の意味) に到着。
さすがに5000mを越えると、降りて歩くとハアハアしますね~。ゆっくりと行動しましょう!

この峠からはより大きく、違った角度でクーラカンリが見られます!

やはり湖があった方が、画になりますね!

いよいよ来ました! ヒマラヤ北壁パノラマビューポイント、ギュオ・ラです!
左がマカルー(8481m)、一番高いのがエベレスト(8848m)、その左に張り付いているような
のがローツェ(8516m)、横長のがチョーオユー(8201m) と、8000m級が一度に4つ見える
絶景ポイントです!

とは言え、この峠自体が既に5200mほどあるので、ネパールからの南壁の様な荒々しさは少ないですが。

みんなで記念写真! 手にしているのはお経を書いたタルチョです! 五色からなっており、
赤は火、白は雲や風、青は空、黄は土、緑は? 草木と思われた方、はずれです。緑は実は
水や湖なんです。チベットは、東部の湿潤な場所以外は、樹木がほとんど生えない土地なので。

旅の無事を祈り、みんなでタルチョを張りました! とても長いです!

峠を下るつづら折り! いまからエベレストのベースキャンプ近くまで行きます!

意外と牧歌的な眺め! 一番高いのがエベレストです!

先頭の羊が駆け出すと。。。。

憧れのエベレストが目の前に! ベースキャンプすぐ手前のロンボク寺より。

夕日もバッチリでした! ちなみに現在BCまでは登山許可がないと入れません。

今夜のお泊まりは、地元チベット族の家に民泊。ガイドのナムさんが、野菜タップリの
チベット鍋を作ってくれました! 最後の〆にチキンラーメン入れちゃいました(美味!)

早朝暗いうちから、再びギュオ・ラで夜明けを待ちます。朱いのがローツェ、右はエベレスト。

北壁の朝日は、シシャパンマ(8027m)が最高! ギュオラの少し手前に、8000m5峰
のパノラマ展望できる場所! もっと右のカンペンチンまで一望にできます!

今日のお昼は、卵焼きラーメン! チベットは標高が高く、満腹になると苦しくなります。
毎回腹6-7分目を心がけました。意外とチベット・ダイエットツアーなんか良いかもです!

途中で休憩。山肌に、お釈迦様の顔がある、とのガイドの言葉に、15分くらい掛けて捜しまし
た。黒い帽子の方を上にたどると左目に行き当たります。(目、眉、鼻、螺髪)

夕方は、チョーオユーの夕日を期待して、またまたドライブ! なんと笠雲がお出迎え!


おまけにこんな幻想的な雲も出現!

グッピーのような雲と、山の間も輝いております。

こんな変わった雲、見たことがありますか?

夕日に満足し、みんなで夕食!

ここは、ペングン・ツォと言う湖です。(ツォ とはチベット語で湖という意味です。) つむじ風が
吹いておりました!

ペングンツォを見ながらお昼。

さあ、いよいよ念願のピラミッド山へ。途中の誰もいない平原で野生のロバに出会いました!
後ろの山は、シシャパンマ。見る角度によって、全然違った感じになります。

カンペンチン山と鳥! この山も 7281mあります!

カンペンチンと羊。

逆さカンペンチンを激写する、今回最長寿のお客様。御年92才(2019年)!
ちなみに蒼天旅行では、ご参加に年齢制限はありません。

鹿?の一種。残念ながらチベットガゼルではないですが、立派な角をはやしています!

鷹? 鷲? にも出会いました。ピラミッド山は、もうすぐです!

ついに来ました! 大自然が作ったピラミッド型の山!(ルンポカンリ山系)
運の良いことに、雲一つない蒼天(晴天)!

左側にも同じようなピラミッド型の山がありました。

全景は、こんな感じです。誰もおりません。貸し切りです!

タルチョと一緒に!

言うことありません!

昼食は、誰もいない大平原で、オニギリ!

最後の峠。ここを越えるとネパールとの国境の町・キーロンです。

ここを一気に下ると、国境の町キーロンです。

2500m下って、ネパール国境手前のキーロンに着きました! 標高が下がり緑が増えたのが良くわかります。

チベット最後の晩餐! 今日もなべで暖ったか~くなりました! お酒ももちろん解禁です!

今日は予備日。チベット最後のドライブは、キーロン近くの丘まで日帰りピクニック!

こんな、パノラマで山が見える丘! 見える山は、ネパールの山です! ガネシュヒマール
やランタン山系でしょうか?

最後まで晴天(蒼天!)で、素晴らしいピクニックになりました!

チョルテン(仏塔)も、ネパールの雰囲気が出てきました!

お茶目なチベットのガイドと運ちゃん。真面目で礼儀正しいです。 また指名したいです!

久しぶりにちょうちょを見ました。良くいるやつですが、低地に来たな~、とホッと一息。

ガイド(チベット族)のナムさんも、ホッと一息! 10日間ありがとう!

翌日無事に国境を越え、ネパールに。最初の出迎えは、キジでした!

満開のヒマラヤ桜(毎年11月初~中旬)! ちなみに日本から持ってきた桜は、ネパールでもやはり春に咲きます。

ネパール国境の町・ドゥンチェ村。国境越えされる方は、ここで1泊されることをお勧めします。
なんせカトマンズまでの道は、長いし超ガタガタですから。。。

なんとロッジのテラスから、こんな素晴らしい夕景が。ランタンリルンが赤く染まっております!

夕陽の後は、ネパールガイドのロクさん(左から3番目) の、おでんの夕食に舌鼓!

カトマンズに到着。まずは、桜公園に行きました。ガイドのロクさんが、村のゴミ捨て場になって
いた場所を、公園にしようと、ゴミ拾いから開始して、今はこんなきれいな公園になりました。

皆生桜公園と書いてありますね、ここの桜は、鳥取県の皆生(温泉)のライフセーバーの皆さんから寄付していただいた桜だそうです。 ネパール桜公園とは? ⇒ 詳しくはこちらを!

桜公園全景。ここが桜で満開になる日を待ちましょう! ネパール桜公園支援ツアー

夕食は、ロクさんの家で! 3階建てで、屋上から夜は夜景、昼はヒマラヤも見えるナイスな家です! 4部屋ほどあるので、個人旅行でも民泊してみたい方は、是非どうぞ!

ロクさんの奥様の手料理! 地鶏はかめばかむほど味が出る!

ネパール足オイルでマッサージ。翌日は足がすっきりしたそうです!

最後はロクさんのマッサージ。皆さんリラックスされたようです。
カトマンズでも、1時間700円くらいのマッサージもあるので、是非ご利用ください!
以上、今回の、ヒマラヤ北壁展望ドライブ13日間でした!
行ってみたい方、是非ご連絡下さい!